【面談コラム】アスペルガー障害と診断され、就労支援センターで現在就労中の息子さんのお母さまと面談しました。

息子さんも30代半ばとなられ、職場のサポートを受けながら仕事はしているが、もしも、夫を亡くしている自分に万が一のことがあったらと障害年金の申請について、考えてみられてのご相談でした。

小学校、中学校、高校と普通学級に通われましたが、小学校の頃から高校まで、ほかの子と同じ行動がとれないため、いじめを受けておられたとのこと。お母さまは、息子さんがいじめを受けていることについて、そのたびごとに学校に相談に行かれましたが、いじめは続いたとのこと。

息子さんは、自分は悪くないと言い張り、学校を休むことはなかったそうですが、高校は中退をして通信制の高校に変わられたとのことです。高校の先生の勧めで大学に進学されますが、苦手分野の勉強についていけず、単位を取ることが難しくなってしまい大学から学習障害の疑いありとのことで、心療内科の受診と専門の相談機関を勧められたそうです。

大学病院で検査の結果、アスペルガー障害との診断を受けたとのことです。小さいころから聞きながら字を書くことや、季節に合った服装を整えることが出来ない、靴紐を結べないなど、ほかの子のように活動することができない子ではあったけれど、この結果を聞き、合点がいったと教えてくださいました。

発達障害であるため、生まれてから今までの生活の様子をエピソードを交えて整理してもらうこと、診断書を依頼する医師へ日常生活能力の様子をきちんと伝えるための申立書を作成することをお伝えしました。

また、就労支援センターの支援を受けて就職活動をされたため、就労支援施設の意見書も依頼することが可能であることもお伝えしました。

就労していても障害年金を受給できる場合がありますので、疑問に思っておられることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。