【面談コラム】肺動脈閉鎖、心房中隔欠損の方と面談しました

お母さまから20歳になられたばかりのお嬢様の件でお電話がありました。

生まれつきの重い心臓病で、生まれてから継続して11か月以上の入院の治療を受けられ、今まで小学校、中学校は病弱児学級で2日続けて登校すると、次の日は浮腫がひどく、週に3,4日の登校で、朝はチアノーゼで起きれないため、3時間目からの登校でお母さまが自転車で送り迎えをされていたとのこと。現在も24H在宅酸素をされているが、十分な酸素を取ることができない状態。心臓病の症状のため、動くとサチュレーションが下がり、心拍が上がるため、次の行動に移れない。日常生活において、薬を飲んだか飲んでいないか忘れる。自分で置いたところを忘れる。時間の経過がわからない。お金の管理ができない、暑い、寒い、熱い、冷たいがわからないため、気温に合わせて衣服を自分で選べない。お風呂のシャワーの温度調節ができない。生活のすべてにおいて介助が必要であるとのこと。

後日面談時にお嬢様ご本人ともお話をさせていただきましたが、お母さまとの会話の中でも笑顔が見られ、自分の置かれた場所で精いっぱい楽しんでおられるようにお見受けしました。

医師の診断書でこのような状態であるにも関わらず、一般状態区分はウの歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているものに〇が入っていました。診察日に医師に確認をしていただくようにお願いしたところ、エの身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの に書き換えていただくことができました。医師は、障害年金の診断書を書く専門家ではないため、診断書の記載事項のチェックはきちんとしなければいけないと改めて思いました。

障害年金の請求をお考えの方は、お気軽にご連絡ください。