統合失調症感情障害で事後重症請求、障害厚生年金2級に認定された事例

年代:50代

住所:兵庫県

傷病名:統合失調症感情障害

決定した年金と等級:障害厚生年金 2級 事後重症請求

受給額:年額 116万円/年

相談内容

当事務所のHPをご覧になってメールでお問い合わせいただきました。ご両親が経営されていた和菓子の会社の経営に関わっておられた頃、会社のことを非難するようなで幻声に悩まされて不眠となられ、16年前に心療内科を受診。薬を飲むことで幻声などはおさまっていました。先生と相性が合わず医療機関を変えられたりし、しばらく受診をやめておられましたが、14年前から現在の医療機関を受診。お父様がお亡くなりになったり、お母さまの認知症の介護などでご自身のうつ的な症状が悪化し、資格をとり介護の仕事もされていましたが、続けることができなくなり、経済的にとても苦しくなってきたとのことで、障害年金を申請ができればとのことでお問い合わせされました。今の医療機関は障害年金の請求に協力的だとのこと。自分一人では進めていくことができないとのことで、受任となりました。

 

相談から請求までのサポート

初診日の医療機関の受診が16年前ということで、カルテが残っているかどうかが大きな問題でしたが、無事初診日の証明が取れ、年金事務所で厚生年金の期間中の初診日との確認が取れました。初診日より1年半時点の認定日請求を希望されましたが、医療機関が廃院しているとのことで、事後重症請求をすることとなりました。ご自身の記憶がなかなかつながらず、ヒヤリングに時間がかかりましたが、病歴・就労状況等申立書の作成をして、医療機関に診断書を依頼する際の添付書類としました。

 

結果

無事、障害厚生年金の2級が決定されました。障害年金の受給が決定したことで経済的な不安が少なくなり、とても喜んでおられました。現在はご主人様と住居の関係で別居中とのことですが、同居された場合は加給年金を加算するための書類の提出ができることを案内しています。