うつ病で認定日３級で５年間遡及、請求日２級が認められた事例

年代： ３0代
住所：兵庫県
傷病名： うつ病
決定した年金と等級：認定日時点は障害共済年金3級。請求日時点は 障害共済年金２級、障害基礎年金2級（配偶者加給年金、子の加算）
受給額：請求日時点・約183万円/年

相談内容

当事務所のHPをご覧になって、ラインでのお問い合わせをいただき、面談をさせていただきました。市役所の職員として、東日本大震災の被災地に派遣され、被災地の支援をされていましたが、無力感を感じて心身ともに疲れ、不安感や動悸が非常に強い状態で、希死念慮も強くなるなど、うつの症状が出てきたとのことでした。その後市役所を退職され、転職後の職場でやりがいある仕事に従事さするも、うつ状態が悪化、休職となり、1カ月後の職場復帰は、仕事内容が簡単な入力作業と短時間のリモートワークで、収入も激減することから将来への金銭的な不安を抱えておられました。

相談から請求までのサポート

面談で、発病から現在までの経緯をお伺いし、その状況を時系列に整理して「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。それとは別に認定日時点の状況や現在の日常生活状況をヒヤリングし、生活状況が伝わりやすいように『日常生活状況に関する申立書』を作成し、現在の状況についてはいつも近くで状況を見ておられる奥様からの申立書としました。現在の医療機関へはご本人様が同行をご希望されましたので、診察時に同行させていただき、直接医師に伝えることができました。認定日時点の医療機関は、受診を続けても症状が改善せず、医師に不信感を感じて自己中断をされたとのことで、私が診断書作成の依頼状を作成し、代理で取得をしました。

結果

受任より2ヶ月程度で共済へ請求書を提出しました。認定日時点で障害共済年金3級に認められて5年間の遡及となりました。請求日時点においては、障害共済年金2級、障害基礎年金2級と認定され、配偶者加給年金と子の加算も支給されることになりました。収入が減少する事への不安を訴えておられたので、本当によかったです。