うつ病で事後重症請求、障害厚生年金2級を受給できた事例
年代:30代
住所:兵庫県
傷病名:うつ病
決定した年金と等級:障害厚生年金2級
受給額:年額約130万円
相談内容
ご友人からのご紹介で面談をさせていただきました。自分の症状で障害年金が受給できるのかの確認も含めてのご相談でした。大学卒業後、ずっと同じ会社の営業職でしたが、7年前に会社内の異動により特殊な部署への配置換えとなり、慣れない仕事であるのにも関わらず引継ぎが全くできていないなどで大きなストレスを抱え、心身共に体調不良で会社を欠勤する日が多くなり、5年前に心療内科を受診。傷病手当金の診断書には「傷病名は適応障害・就業ストレスにより、不眠や抑うつ感、意欲低下、不安等が出現し、心身の不調が持続しているため、少なくとも1カ月の休養を要する」との記載。その後、職場の就業環境や人間関係によっては継続して出勤できる期間もありましたが、長期間復帰できることはなく、現在も休職が続いている状況で、相談日時点での月末退職が決まっているとのことでした。
相談から請求までのサポート
初診からずっと同じ医療機関の受診でしたが、精神保健福祉手帳の診断書の内容がご本人の症状より軽い状態の記載であると思われたため、医師への診断書の依頼文には、現在の状況がきちんと伝わるように工夫をしました。「病歴・就労状況等申立書」の内容についてヒヤリングをして整備をして請求書に添付しました。初診日より1年半の認定日の状況についても等級に該当しているようでしたが、出勤と休職を繰り返していた時期でもあり、主治医の判断により退職後の事後重症のみの請求としました。
結果
無事、障害厚生年金2級の決定がされました。対人関係について大きな不安を抱えておられましたが、現在は人とあまり関わることのない仕事を少しずつされているようです。仕事での大きなストレスから解放され、受給が決定されたことで、経済的な不安が少しでも和らいでとてもよかったと思いました。