うつ病、ADHD で事後重症請求、障害基礎年金2級を受給できた事例
年代:50代
住所:兵庫県
傷病名:うつ病・ADHD
決定した年金と等級:障害基礎年金 2級
受給額:年額 79万円/年
相談内容
社労士の知人の紹介でご連絡をいただき、面談となりました。子供の頃から友達はできなかったが一人遊びが好きだったので、あまり気にしていなかったとのこと。高校卒業後は東京で働いておられましたが、結婚を機に関西に住むことに。長女、長男を出産され、育児でイライラして子供に当たり、怒鳴るなどしてしまうという、こどもとの関わりがおかしいと思いはじめ、精神科を受診をされました。医師からは「ネグレクトの状態」だと言われ、「保育所に預けて自分の時間を作りなさい。」との指示を受け、保育所に預けましたが、ほかの保護者との人間関係がうまくいかないことが多かったとのことです。また、お子様が高学年になってからはパートで仕事をされますが、同じミスを何度も繰り返すなどがあり、仕事が長続きせず。医師から発達障害の検査を受けることを勧められ、結果、ADHDであると診断されました。一般の会社では仕事をすることが難しいため、自分の特性を理解してくれる障害者枠で仕事をしたいが、障害年金を受給できるのであれば受給をしたいとのことで、受任となりました。
相談から請求までのサポート
初診日の特定をするために、最初の医療機関に連絡をすると、カルテが廃棄されており、傷病名と初診日と終診日しかわからないとのことでした。急いで受診状況等証明書を取得しました。納付要件の確認のため、年金事務所で確認。初診日の直近の1年要件は該当しなかったものの、3分の2要件で納付要件を確認できました。発達障害とのことで生まれた時から今までの日常生活状況などをヒヤリングし、病歴・就労状況等申立書を作成していきました。認定日時点の医療機関ではカルテが廃棄されているため、診断書を書いてもらうことはできず、事後重症請求をすることになりましたが、現在の医師に確認をすると、「今の状態では障害の2級には該当しない」とのこと。しばらく様子を見ることにしました。2ヶ月程度経ってからご本人にお聞きしたところ、症状が悪化しているとのこと。医師に確認すると、「状況としては2級に該当する症状である」とのことだったので、日常生活で不便に感じていることなどをまとめて依頼状に添付しました。
結果
医師が障害等級に該当しないというので、なかなか診断書を取ることができませんでしたが、無事障害基礎年金の2級の認定がおり、ホッとしました。