70歳で老齢年金を受給中。慢性腎不全(人工透析)で障害基礎年金2級を受給できた事例

年齢:70歳

住所:兵庫県

傷病名: 人工透析

決定した年金と等級: 2級

受給額:約78万円

相談内容

 娘さんからHPを見たとのことでお電話でお問い合わせいただきました。10年前から人工透析を受け、老齢年金の繰り上げ請求をして受給していますが、障害年金は請求できますかとのことでした。

 

相談から請求までのサポート

老齢年金の繰り上げ請求をしておられるとのことだったので、実際の受給状況の確認のため、年金事務所で記録の確認をしたところ、繰り上げ請求ではなく、特別支給の老齢厚生年金の受給をされていたことが分かりました。

間質性肺炎の治療中に腎機能の悪化が認められ、初診日が平成24年3月で人工透析開始が平成25年5月だったので、障害認定日は透析導入より3か月経過した日の障害認定日の特例の適用となり、平成25年8月でした。平成25年8月から3か月以内の診断書と現在の症状の診断書を医師に依頼しました。

65歳を超えておられたので、認定日請求しかできません。受任してから1ヶ月程度で請求書類は提出できましたが、間質性肺炎の治療中に腎機能の悪化とのことで、腎機能障害の初診日の証明に加えて間質性肺炎の受診状況等証明書や病歴・就労状況等証明書を整備することを求められ、老齢年金をすでに受給しておられたために、老齢年金との調整のための書類提出や加筆で年金機構からの返戻が2回と支給開始まで大変時間がかかりました。

結果

証書が届いてからも年金機構からの返戻があり、ご本人様も娘さんも本当に決定がおりているのかと何度もお問い合わせがありましたが、無事、障害基礎年金2級の受給が決定しました。
障害基礎年金と老齢基礎年金の差額がさかのぼって支給されることとなり、大変喜んでいただけました。

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