統合失調症－ご両親が請求されて一度不支給となり、今回再請求をサポートさせていただき、事後重症請求で障害基礎年金2級、年額約78万円が支給決定された事例

年代：30代
住所：兵庫県
傷病名： 統合失調症
決定した年金と等級： 障害基礎年金2級
受給額：777,800円

相談内容

お父様からのお電話でした。前回の申請の時で何度も年金事務所に行って、職員に聞きながら、
「病歴・就労状況等申立書」を作成し、医師にも診断書を依頼して申請した結果、不支給となったため、
何が原因で不支給になってしまったのかわからないとのことでした。
前回提出された診断書と病歴・就労状況等申立書のコピーを拝見しました。診断書については、日常生活能力の判定の箇所が、ご両親が実際に感じておられるご本人の様子とはかなりかけ離れて軽く記入されていました。
通院している医師からも「すでに障害年金を受けておられると思っていました」と言われたとのこと。

相談から請求までのサポート

初診の医療機関は、カルテがすでに廃棄されていましたので、「受診状況等証明書が添付できない申立書」と添付書類として、前回提出した受診状況等証明書のコピーとお薬手帳のコピーを添付しました。
精神の障害の認定の審査は、ガイドラインに沿って進められることをお伝えしました。
家庭での日常生活能力について医師に正確に伝える必要があるので、今回の再請求に関して、
娘さんの今の様子をきちんと伝える方法として、
「ご本人の日常生活能力についての申立書」を作成して診断書を依頼する際に添えました。
出来上がった診断書を見ると、ご両親が感じておられる日常生活の状況が反映されていました。
また、ご両親からヒヤリングした情報を元に「病歴・就労状況等申立書」を作成。それに加えて、
診断書裏面の日常生活能力についての7項目について、ご両親からの申立書として、
娘さんの生活をどのようにサポートされているのかの申立書も作成して添付しました。
一度不支給となっていましたので、ご両親の不安を取り除いていけるような対応を心掛けました。

結果

お父様が請求されて、一度不支給になっていたので、年金証書が届くまで不安に感じておられたようでしたが、
無事、事後重症請求で障害基礎年金2級の受給が決定しました。