うつ病で認定日請求、5年間遡及して受給できた事例

年代:60代

住所:兵庫県

傷病名:うつ病

決定した年金と等級:障害共済年金・2級、障害基礎年金2級

受給額:年額 約175万円

相談内容

 当事務所のHPをご覧になり、お電話上でお問い合わせをいただきました。
阪神淡路大震災の際、教員をされており、ご実家が全壊、勤務先が避難場所となる、担任をしていたクラスでいじめ対応など公私ともに大変な状況となり、心身ともに疲れてその頃からうつ病の症状が出て、自殺願望があったとのこと。
同僚に「生きるのに疲れた」と漏らしたのがきっかけで、心療内科を受診されました。職場復帰と休職を繰り返し10年ほど前に退職。その後、いろいろな仕事を経験されますが、自分で仕事をかかえすぎる傾向があり、長時間労働で、精神的につらくなってしまい、現在はB型作業所に通所していて、貯金を取り崩しての生活となっていて、障害年金の請求をして、治療に専念したいとのことでした。

 

相談から請求までのサポート

発病から長期間にわたるため、ご本人様にしっかりとヒヤリングをし、病歴・就労状況等申立書を仕上げました。
また、最初から同じ医療機関で受診されていましたが、医師に自分の症状を伝えることがあまりできていなかったとのことで、診断書の作成依頼の時に医療機関への同行をさせていただきました。
添付書類として「日常生活に不便に感じていること」として日常生活状況について補足事項を整理して提出しました。

 

結果

無事、認定日までさかのぼって障害共済年金、障害基礎年金の2級が決定されました。
受任から2か月で公立学校共済へ提出。3か月後に等級が決定した旨の電話連絡が担当者よりありましたので、等級が決定したことをお伝えしておりました。
しかし、それから2か月を経過しても証書の送付がなく、とても心配しましたが、さらに1か月後に証書とともに振込する旨の通知も送付されてきました。障害基礎年金の証書はさらに1か月半ほど遅れましたので、共済は決定されても通知が遅い印象です。