脊髄小脳変性症で障害厚生年金2級が受給できた事例
40代
住所:兵庫県
傷病名:脊髄小脳変性症
決定した年金と等級:障害厚生年金2級
受給額:年額約175万円(配偶者加給年金と子の加算を含む)
相談内容
当事務所のHPをご覧になって、お電話でお問い合わせいただき、
すぐにご主人様と一緒に事務所にお越しいただいての面談となりました。
産後、正社員として銀行の業務に復帰されていましたが、10年ぐらい前に打撲で病院を受診され、
その病院で頭部CT検査の結果、明らかな小脳萎縮があったため、
紹介された大学病院の脳神経内科で脊髄小脳変性症と診断されたとのことでした。
お仕事を続けながら通院をされていましたが、徐々に歩行が困難となり、
外出時は歩行カートを使用するようになり、5年ぐらい前からは疲れやすくなって休職と復帰を繰り返されたそうです。
今は通勤をすることが難しくなり、家事も全自動洗濯機やお掃除ロボット、ハンディクリーナーを使用。
調理も宅配の半調理品を利用するなど工夫をして生活をされているとのことです。
着替えはボタンの付け外しがしにくいため、ゴム仕様のものを使い、
靴はスリッポンタイプのマジックテープ仕様のものを使用しておられます。
筋力が衰えないようにできるだけ歩行器などを使ってリハビリを続けておられます。
1年半の傷病手当金を受給し終わり、退職をすることとなったとのことです。
相談から請求までのサポート
初診日が10年以上前の受診でしたが、カルテが残っており受診状況等証明書を取得できましたので、
障害厚生年金の請求ができることとなりました。初診日から1年半の認定日時点では障害等級に該当する程度ではなかったため、事後重症請求をすることになりました。
病歴・就労状況等申立書については、発病日から現在までの日常生活や就労状況について、時系列にご記入いただいたり、
ヒヤリングをしたりして添付資料として仕上げていきました。
日常生活の動作については具体的にどのような状況であるかを別紙の申立書としてまとめて添付資料としました。
結果
無事、障害厚生年金2級の決定がされました。
現在も家事など自分でできることはなるべくリハビリのつもりで頑張ってされているようです。